【実話】星になったキミへ

｢そうなんだ…。ム所とか行くのかな??｣



｢わかんないよ…。｣



そんな…。



そんな…。



だから、あれほど言ったのに!!



捕まるよって!!




でも、私、一緒にいなくてよかったー。



ﾎﾝﾄ、助かった。



してなくてよかった！



と、思ってると、横から健が、



｢一緒にいなくてよかったね。｣



｢え……??｣



｢一緒にいる時じゃなくてよかったね。｣



｢は!?何言ってんの!?いるわけないじゃん!!｣



ﾎﾝﾄは、その通りなんだけど…。



｢いや、昨日だけじゃないような気がして…。｣



｢何が!?｣



｢まこちんと飲んだの昨日だけじゃないでしょ!?｣



｢何言ってんの!?昨日が初めてだよ！｣



私は、平然と嘘をついた。


こんな時は、堂々としてないといけない。



すると、健は、



｢そっか。だよな。ゴメン、ゴメン。｣



｢わかればよろしい。｣