【実話】星になったキミへ
私が考え込んでいると、


「姫の仕事とか、知りたいな。」



そうだ!



言わなきゃ!!



でも、やっぱ、金持ちだったんだ…。



どうしよう…。



軽蔑されるのが、怖くなってきた。



でも、人には誠実に生きなきゃ!



今まで、不誠実だったから、健を傷付けてしまったんだ。



私は、



「えっとね…。何から話せばいいんだろう…。いっぱい有りすぎて…。」



「一つずつ、ゆっくりでいいよ。」



私は、袖をめくると、



「まず、この腕を見て…。」


レイは、私の腕の傷跡を見ると……、



「これって……。リスカの跡だよね…??」



驚くレイ。



「私って、精神的に凄く脆いの。すぐ堕ちるし。安定剤や、眠剤も飲んでる。」


「眠剤って??」



「睡眠薬のコト。」



レイは、しばらく黙っていた。



゙ほらね。やっぱり引かれたよ。″



「…………。りん。たくさん傷ついてきたんだね。」


「うん……。」



「りん。僕は、りんの全てを愛すると誓ったんだ。だから、何があろうとりんを愛してる。その気持ちに変わりはないよ。」



レイは、私のリスカの跡にキスをした。



「レイ……。」



涙が溢れる私。



「もう二度と、りんが傷つかないように、僕が守るよ。この傷跡ごと、愛してるよ。」



「レイ……。」



私は、レイの胸k顔を埋めた。



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