【実話】星になったキミへ
「健!ごめんなさい!!私、謝っても謝りきれないコトした。ごめんなさい。」



私は、精一杯、謝った。


すると、健は、



「…………。そのコトだったら、もういいよ。しっかり、りんのコト見てなかった俺も悪いんだから。」



「そんなッ!健は、全然悪くないよ!悪いのは、私だけで……」



健は、手のひらで私の言葉を遮ると、



「もう、いいよ。その話しは。」



「……そっか。ごめん。」



……………………………………………………………。


重い空気が流れる。



健が、私に逢いに来た理由って、私のコトを心配してだったのかな……??



気になる……。



でも、何となく、話しかけづらい雰囲気。



私が、うつむいてると、健が切り出してきた。



「俺さ。りんの側にいてやらなかったバチがきたよ。」



「バチ?」



「うん。」



……………………………………………………………。


再び沈黙。



健の言ってる意味がわからない。



私は、必死に言葉を探すと、



「そういえば、何で家に来たの??」



このコトは、気になる。



私のためじゃないような気がする。



すると、健は、私が、いない間に起きていた衝撃の出来事を話始めた。


< 259 / 315 >

この作品をシェア

pagetop