【実話】星になったキミへ

交錯する想い

今日は、レイが来る日。


とても、気が重い。



人に別れを告げる、と、いうのは、とても体力がいる。



その人も傷つくが、自分も傷つく。



想われていればいるほど、傷は深くなる。



゙何て言ったらいいんだろう″



゙ただ、別れよう…だけじゃ、レイの性格上、納得しないだろうな……。″



往復1000キロの距離を、嫌な顔一つせず、毎週来てくれるレイ。



゙私だったら、できないな。″



゙あっ、でも、相手が健なら出来るかも……。″





ピンポーン。



゙あっ!レイだ!!″



バタバタと階段を降りる私。



ドアを開けると、



「こんにちは。姫。」



嬉しそうな顔で、レイが立っていた。



私は、



「上がっていいよー。」



「おじゃましまーす。」



レイとは、親公認の中になっていた。



なので、家にも当たり前のように来る。



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