【実話】星になったキミへ
私は、病院から帰ると、ベッドに横になり、考えた。


この子は、産みたい。



健の子供じゃないけど、産みたい。



でも、レイとは結婚はしない。



だって、いつも、健の隣にいたい。



でも、子供ができたコト、健は、何て言うかな??



一度ならず、二度までも……って、感じだよな。


そして、私が出した結論は………………………………『一人で育てていく』

シングルマザーって、やつ。



健には、ギリギリまで言わない。



もちろん、レイには何も言わない。



幸い、今は、レイから連絡は来てない。



゙大丈夫。一人でも育てていける。″



甘い考えだった。



今思うと、



゙戸籍はどうするの??″



無国籍の子になってしまう。



でも、この時は、一人で育てていく決意をしていた。


お母さんにも、バレるまでは言わない。



子供にお金がかかる、というコトも、全く頭になかった。



全て、自分のエゴだった。


だって、健の側にいたいよ……。

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