【実話】星になったキミへ

実らぬ恋

目が覚めたのは、昼過ぎだった。



ふと、携帯を見ると、チカチカしている。



開けてみると、『不在着信6+』。



゙げっ!何でこんなに電話来てんの!?″



着信履歴を見ると、全て、レイからだった。



゙どーしたの!?何かあったのかな!?″



すると、また携帯が鳴り出した。



゙レイからだ!!″



何かあったのかと思って、急いで電話を取る私。


「もしもし!?」



「もしもし!?りん!?」



「どーしたの!?何かあったの!?」



「何かあったは、そっちだろ!?何で黙ってたんだよ!?」



「えっ!?何のコト!?」



いまいち、事態が飲み込めない私。



「お母さんに聞いたよ!妊娠してるんだろ!?」



「えっ!?」



またしても、お母さん…。


流産のコトといい、何なのよ!!



「なっ!?りん!?そうなんだろ!?」



「えっと……。」



「産んでくれよ!りん!!」



「でも……。」



「結婚しよう!」



「……………。」



「りん!!子供ができたんだよ!もう、自分の感情だけで動くなよ!僕は、りんを愛してる!そのお腹の子も、愛してるよ!!」



「レイ……。」



でも、私は、健を愛してる。



健と逢えなくなるのは、嫌だよ。



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