【実話】星になったキミへ
「えっと…。あっ!この前、友達に車貸したんだ。キャンプに行くからって。」


ベンツでキャンプ!?



明らかにおかしい。



「それって、いつ頃!?」



「二ヶ月位前かな!?」



冬にキャンプ!?



またまたおかしい。



「でも、コンドームの袋の中に、ゼリー残ってたんだよねー。そんな前だと、乾いてるはずなんだけど…。」



「………。」



黙りこむレイ。



「今、友達に電話してよ。」


「えっ!?何で!?」



「私が話して聞いてみる。」


「それは出来ないよ!」



「どーして!?」



「向こうだって、恥ずかしいコトだと思うし。」



「お前のせいで、嫁がキレてるって言えばいいじゃん!」



「それでもできない。」



「何ソレ!?嘘なんでしょ!?」


「姫って、僕のコト信用してないの!?」



「こんなブツ出てきて、信用できるわけないでしょっ!!」



「信用してよ!僕じゃないよ!!」



「無理だねッ!」



私は、冷たく言い放った。


「僕のコト信用出来ないなら、もう何も話さない。」



はぁ!?



意味がわかんない!



そうこうしてるうちに、レイは車を走らせ、レイの実家へと到着した。

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