【実話】星になったキミへ
「今日もバイト?」

「だよー。健は今日、休みだっけ?」

「うん。送り迎えしてやるからな。」

「ありがとー、助かる!タクシー代もバカなならないんだよね。」
「昼の仕事すれば?」
「朝弱いし、クラブの方が性に合うんだー。」
と、言うのは実は嘘。
私、クラブはクラブでも、いわゆる水商売をしているのだ。

もちろん、健は知らない。
実在するクラブの名前を言って、そこで働いていると嘘を言っている。迎えに来てもらう場所も降ろしてもらう場所も大通りなので、健は気づかない…
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