【実話】星になったキミへ

健の思いやり

「りん、なんか今日、無口だね。」


「え!?そうかな!?」


「うん。なんか、ずっと考え事してるよね?」


「えーと。健、驚かないでね。」


「え!何?俺の事!?」

「あのね、私…赤ちゃんができたみたい。」

「え…………!?嘘だろ…」

…………………………………沈黙が流れる。

健の顔が強張ってゆく。


「俺…」


「健、私産むからね!!」


健が何か言いかけたのを無理やり遮った。


゛堕ろして″


なんて、健の口から聞きたくない!

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