【実話】星になったキミへ
それと、気になってたのが………



「お母さん。その箱、何??」


「これ。持って来ようかどうか迷ったんだけど…。」


「何なの…??」



「健くんからよ。」



……………………………………………………………………………………………。


「え…………??健から!?」



「りんちゃんが入院してから、すぐ届いたのよ。」



「貸して!!」



私は母から箱を奪うと、その場で開け始めた。



゙何で今頃になって…??″


箱を開けると、そこに入ってたのは…………



『夫婦茶碗』



ポロポロ……



涙が溢れる。



母が、



「それ。あおいの里で創れる茶碗でしょう?」



「えっ!?そうなの!?」



「確か、自分で形創って、焼いてもらうの。焼いてくれたら、送ってくれるのよ。」



「それで、今頃になって…。」



合点がいった。



そして、箱の中には茶碗以外に紙が入っていた。



紙を開くと、それは手紙だった。

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