【実話】星になったキミへ
とても、強い薬なので、1つの病院では、ずっと打ち続けてはくれない。


私は、生理痛…と、いう理由で打ってもらっていた。


この注射は、依存症になる人がとても多い。

私も、1つの病院がダメになると、次の病院、次の病院へと、複数の病院を渡り歩いていた。


注射を打っている時に、考えている事は、勿論健のこと…


゛けんの体のあつさ″

゛けんの吐息″


゛いつも隣に君がいる″


風の噂で、健がもうバンドをやめている事を聞いた。


゛もう、あの曲を聞く事は出来ないの?″


゛嘘つき…ずっと側にいるって言ったじゃん!″


もう、半年以上会っていない。

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