【実話】星になったキミへ
健と二人…


気まずい…


遺書なんて、死ねてない今となっては、ただの恥だし、愛言葉も送った今となっては、恥ずかしい。


゛生きている予定がなかったから、書けたのに…″


「りん、何でこんな事したんだよ…俺のせいかよ…」


「違うよ!!健は悪くないよ!生きていく事が嫌になっただけだから…」


そう言って、目をつぶると、


「目を開けろって!閉じるな!」


キョトンとして健を見るとかなり、焦っている。

こんなに困り顔の健は久し振りにみたな。


もう一度、つぶると…

「おい!目を開けろってよ!お願いだから閉じるな!」


私が目を閉じると、死んだみたいで不安になるみたい…


可愛いね、健。


「りん、こんな事しても何にもならないんだよ!今回は助かったから良かったけど、もし本当に死んでたらどうするの!?りんのお父さんとお母さんは!?俺だって悲しいよ!お願いだから、もうこんな事はするな!約束しろ!!」


「だったら、また逢ってくれる?」


卑怯な駆け引きなのは、わかっていた。


でも、誰に卑怯者と罵られようと構わない…

また、健の腕の中へ戻れるのなら…


「………………………………………………………………わかった。友達としては、逢ってやるから。」


「H付きの?」


「こんな重い空気の中で、よくそんな事が言えるね…」


「だって、健とのHが一番気持ちいいんだもん」


「嬉しい事、言ってくれるじゃん!いいよ、おまけでHも付ける!!」


「わーい」


嬉しかった。


また、健に抱いてもらえる。


例え、セフレでも、この人の腕の中にいれるのなら、何だってするよ!


久し振りに、健と微笑みなが話しが弾んでいた。

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