【実話】星になったキミへ
私は、全て正直に話した。


生への絶望感、自分が存在していない感覚、自傷がやめられない事。


強い眠剤を飲んでいる事、ペンタジン依存性、合法ドラッグ、そして…健のこと。


子供を堕ろしたこと。

先生は、静かに耳を傾けていた。


私に告げられた病名は

゛ボーダーライン″

(境界性人格障害)


………やっぱりな


自分が予測していた病名と、一致したので、
゛この先生なら、任せて安心だ″


安心感を覚えた。


ボーダーライン(境界性人格障害)とは……

簡単に言えば、


『神経症と、分裂病の境界』


と、いう病気だ。


非常に衝動的で、感情の起伏が激しく、そのため、対人関係も常に不安定。


感情をコントロールする力が弱いため、時に暴力的だったり、自殺を図ったりもする。


精神病の中でも、重い部類に入る。

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