【実話】星になったキミへ
またもや、東看護婦の目が光った!


「この、ウエストの紐、取りますからね」


「えー!!ちょっと待ってよ!この服、高いんだから!!やめてー!!」

「こんな所に、高級な服を着てくるあんたが悪い!!ここを何処だと思って、そんな服着て来たの!!お洒落をして来ても、無意味です。この3FA棟は、女子だけの閉鎖病棟ですから!!」


「お洒落して来たわけじゃないよ!!私は、こういう服しか持ってないの!!安い服なんて、一着も持ってないもん!!」


「とにかく、この紐は抜かせてもらいます!!」


そういうと、東看護婦は、容赦なく紐を引っ張った。


「あーーー!!!!」


なんてことを…


半泣き状態の私…


゛あっ!!もしかして、持って来た服は…″


遅かれし……


全て、紐、ゴム、安全ピン、没収されていた。


「どうしてくれんのよ!!これじゃ、着れないじゃん!!」


東看護婦は、私を無視し、


「お母さん、改めてジャージを持って来てもらえますか?」


母は、うなずいていたが、私は、納得がいかない!

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