【実話】星になったキミへ
「はあ!?ジャージなんて、持ってないし、着れるわけないじゃん!あんた、ケンカ売ってんの!?」


「どう思われても結構。ここに入ったからには、ここのルールに従ってもらいます。ここは、お洒落をする場所ではなく、治療をするための場所です。この物品は、お母さんに持って帰ってもらいます。」


「ここはムショかよ!!」


「そう思うなら、そう思ってなさい。説明ですが、タバコは自由に持っていてもいいですが、ライターは、ホールにあるのを使って下さい。携帯電話は、必要ないので、持って帰ってもらいます。あなたが、所持できるのは、タバコのみ。あと、ここには、トイレットペーパーはないので、売店でちり紙を購入して下さい。雑誌、音楽はOKです。後は、主治医と相談してください。」


゛こんな人が担当看護婦だなんて″


優しい看護婦をイメージしてた私は、落胆した。


出だしから最悪だ。


私の入院生活はどうなっていくんだろう…
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