【実話】星になったキミへ
お見舞いになんて、好き好んで来るわけもないし、頼まれても来たくはないだろう。


゛来るか、来ないか″

考えすぎて、もう、どっちでもよくなっていた。


゛来たら、ラッキーだと思おう。″


朝ご飯を済ませ、CDを聴きながら、ゴロゴロしていた。


゛あーあ、このCD飽きたなぁ″


時計を見ると、まだ10時。


とにかく、暇だ。


゛レクでも参加するかなぁ″


日曜日は、レクリエーションをやっている。

ソフトボールだったり、バレーボールだったり週によって違うのだが、今日は、カラオケをしていた。


私は、カラオケが大好きだ。


゛よし!暇潰しに唄いに行こう!!″


ホールに向かっていると、看護婦さんが、

「杉田さん、ちょうどよかった。面会ですよ。」


「えっ!?母ですか?」

「さあ、とにかく下に行ってみて。」


「わかりました。」
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