【実話】星になったキミへ
゛健だろうか?″


゛どうしよう。ドキドキする″


急いで階段を降りると、ロビーには、こちらに背を向けて座っている、見覚えのあるシルエット…



゛健だ!来てくれたんだ!!″


゛でも、どうして!?″

゛あんなに、嫌がってたのに…″


体が震える。


目は、涙ぐんでる。

ゴシゴシ…


目を擦ると、私は元気よく、


「けーん!」


「おっ?りん。」


「来てくれたんだぁ」

声が震える。


「おう。暇だったからな」


嘘…


日曜日は、必ずパチンコに行く、健。


゛先週も、そうやって来てくれてたの?″


ヤバ…涙出そうだ。


私は、健の隣に座ると、


「ねぇ、健。私、健のこと、好きだよ。」


「は?何?急に。」


「今思っている事を、ストレートに言ってみたの。」


「あっそ…」


「それだけー?」


「だって、コメントしよいがない。」
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