メイキングオブ宇宙人
港と呼ばれる区域から、エアシューター(筒の中をカプセル状の乗り物で高速移動出来る)で、1分ほど。
『国防総省』
※ぶっちゃけ、USAのそれと、役割は一緒!
ごつい体の割りに、ちょっと甘いマスクの、ロイズという男。
『本星警備長官』
なんだか随分偉そうな肩書きである。
「隊長、地球と呼ばれる星から来たという君に、少しばかり聞かねばならんことがある。」
広いロビーを横切り、応接室と書かれた重厚感のある、漆黒のドアの金色のノブに手を掛けながらロイズは言った。
「正直……まだ信じられないのだよ。この星に似た星があるなんて。」
「はい、外見上はそっくりです。こちらの方が小さいのですが。」