メイキングオブ宇宙人



「じゃ、いくよ。」



前の章で、変体と書いた


今や彼は自分の体を自由に変えられるのだ


見る間に、戦闘機の形態になった。


「でも隊長!手足がそのままなのはどうして?」

「だってね、お土産のケースが持てないんだもん!」


意外な盲点であった。


プヒュー



戦闘機の隊長は、お腹にケースを抱いて飛んで行った


「しかも、隊長の大きさのままなのは、妙に格好悪いな。」

「そうですね、モーガンさん。本星に帰っても、余計なことは報告しないことにします。」

「ああイシーヤ、それがいい。」




なぜか不憫に思われている隊長であった。




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