オレにとってはカケガエの無いもの
オレにとってはカケガエの無いもの



(オレは今、何してるの?)



(オレは何がしたいの?)



(オレは今、どーしたいの?)



(あの日を覚えてる??)



(あの日だよ!あ・の・日!!)



(田舎から出て来て新社会人となった日!)




(目の前にそびえ建つでっかいビル)



(下から見上げた!上から見下ろした!)



(オレは言ったよね?)







(上から見下ろす!って…)



(オレはチャント聞いてたよ?オレのその言葉…)



(オレは何棟手掛けた?)



(規模が小さかろうが…)



(何棟手掛けた?)




(そこでオレは見下ろしたろ?)




(そこでなんて言った?)




(『気持ちいい…』)




(オレはそう言ったろ?)



(人を見下ろすな!自分を見下ろせ!)




(『まだこんなもんか』って…)




(今、見上げてるのはナゼだ?)




(ケツを叩く人が居なくなったからか?)




(居ないなら今度はオレ自身で叩く番だろ?)




(都会に咲く小さな花でいい。すぐ枯れてしまうがそれでいい。)



(誰も気にしない小さな花)




(一瞬でもいいじゃないか?咲き誇るのは…)




(それがタンポポだろうとなんだろうと…)




(枯れても飛ばせる…)






(夢を…)






(それがオレの全てになるから…)






(行けよ!あのでっかいビルの…)







(てっぺんへ…)







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