堕天使の理由



「でも、怖いんだよ」


あたしは少し目を伏せる、


「どうして?」

「大切過ぎて」

「うん、そんくらい好きなんだもんな。」

「別れが怖いから、上手くいかない」

「別れないよ」

「……」

「別れても、またくっつく」

「それは分かんない、けどあたしは永遠なんかないと思う」

「そうか?」

「あたしもショウも14だよ?この年なんかで、永遠とかマジないよ」

「そうだなぁ…ー若いからな〜」

「確かにこの年でも付き合って、結婚とかする奴いるかもしんないよ?」

「……うん」

「でも、あたしには無理だよ。今怖いのに先なんて分かんない、もしかしたら明日には別れるかもしんないじゃん」

「お前ショウのこと好きなんだなぁ、アンナの年でそこまで考えてんのいねぇぞ?」

「マジだからだよ、そんなん他の男に思わなかった」

「ん〜ショウはお前のこと、どう思ってると思う?」



「……それが分かんない。だから何も言えないし、怖いって感じる」




あたしは、また机に突っ伏してうなだれた
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