例えば、それが奇跡なら…
「昨日の柚葉ちゃん…」

「バカな話するな!」

タケさんはトモエおばさんから事情を聞いていた。

タケさんは突然、ベッドに近づきだした。

「どうしたんだい、タケさん?」

トモエおばさんもベッドに近づいた。

「タケさん…。片付けるよ。あの子が帰ってくるまでに‥。」

二人は枕に無数にあった柚葉の髪の毛を拾いだした。

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