例えば、それが奇跡なら…
「いい?おばさん、少し柚葉ちゃんが気になったから、少し様子を見に来たの。そしたら、いないから…。」

おばさんは安心したらしく柚葉の手を握りしめた。

「おばさんも、タケさんも探したわよ‥。」

「…?う、うん、ごめんなさい。」

「まぁまぁ、いたんだからいいじゃないか〜!」

タケさんは何事もなかったように話した。

タケさんは柚葉の頭を見た。

まだ自分で気づきだす程、髪の毛は抜けていなかった。
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