*奪って欲しい*短編
奪って欲しい
今日は土曜日。
ホントは遊園地デートの予定だったんだけど今日はあいにくの雨。
なので、仕方なく俺の部屋に柚由を連れて来たんだけど…。
「柚由?」
彼女である柚由は俺の抱き枕(ちなみに豚の形をしている)抱きしめて、俯いている。
「どうした?」
俺と柚由は一年前から、お付き合い、と言うのを始めた。
柚由の事は隣のクラスだし顔くらい知ってる存在だった。
あの日までは…。