適当男の探偵事務所



『ソファー座ってちょっと待ってて。』


『あっ。はい。』





ぼさ男は奥の部屋に入っていった。







「あのさぁお嬢ちゃん。
この事務所の掃除係さんやってよ。」




いきなり顔を出して言った。



・・・・・・。




「今、なんて?」


『だから
掃除係やれって。』



はぁーー?

しかも
なんで命令系!?


すぐに断った。




『いやですよ。
だって私中学生だし。
勉強しなくちゃいけないし。

飼っている犬の世話もしなくちゃいけないし。
それにそれに・・・。』



焦りすぎて訳が分からないことまで
言ってしまった。



『大丈夫だって。
学校が終わってからきてくれたらいいし。』




「なんであなたの事務所の掃除を
しなくちゃいけないんですか。。。」

第一
話が急展開すぎるよ。








『お母さんに
会いたくない?』




「えっ。」











「なんでそれを・・・。」


『名探偵だから。』




答えになってない。



笑顔でVサインしてきた。




「名前も知らないくせに。」



『名前なら知ってる。
ついでに体重も。』



じゃぁ名前でよべばいいのに。





って

えぇぇぇぇぇぇぇぇ。


「なんで体重も?」




『ほいっ。』



『私の生徒手帳!?
なんで持ってるの?』



『ぶつかった時借りた。』



『いつの間に。。。

泥棒!!』

『借りただけだよ。』






「でも私のお母さんは

元気に一緒に暮らしてます。」


『まじですか?』




「まじです。
っていうことで・・・。

さよーなーらー。」







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