━好きになってはいけないヒト━



それで、今日は
急いで家に帰らなきゃいけないから、


今急ぎ足で帰宅中。


あー。


近道近道っと♪


「公園到ー着☆」


てなわけで公園に着きました。

あたしの家は
公園を通ればすぐに着くってトコロにあるから楽なんだけど、


でもこの公園…、
あたしあんまりいいイメージないんだよね…。


カップルいすぎなんだよねえ…


見渡すかぎり
ほとんどカップル。
学校帰りのカップルとか、デート中のカップルとか…いろいろ。


普通にここ、
キスシーン見れるから。


ありえないよ?
カップル専用公園みたいな感じだし(笑)


独り身のあたしはどうなるんだよ!
みたいな感じで―…


とりあえず、
早く抜けたいからあたしは走った。


けどこの公園、ムダに広すぎ。
一直線で行けるって言ったってめっちゃムダに長いしっ。


マジめんどっ!!


――ああ。


なんか出口に人がいる。
邪魔なんだけど…。


あたしが出ようとしてるところは
あたしが見つけた出口みたいなところだから
人一人通れるかって感じだから
その前に人が立たれると出れなくなっちゃうっていう、

けっこうめんどくさい出口。


――え?
てかめちゃめちゃかっこいいんですけど?!
なにこの人///


いや…けど邪魔なものは邪魔だね。


どいてくれえぇ。


というあたしの気持ちはムシされて。


彼女と待ち合わせ的な感じの男は、


いっこうによけようとしない。
ホント失礼なやつ。



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