"いじめごっこ"
「お願いヤメテ!!!
美咲ぃ~~~…!!!!」
――ブス、ブスブスブス
秋奈の叫び声なんかお構い無しに美咲は針を刺していく。
秋奈の腕からは溢れんばかりの血がつたって、
アスファルトには血の溜まりが出来ていた。
「~~…20本目ー♪
どう、いたい?」
美咲は完全に可笑しくなっている。
笑いながら秋奈の腕に針を刺すのだから……
腕は銀色の針20本が夕日で輝いている。
「このままだと日が暮れちゃうね~…
明日学校で続きしよっか♪
それまで針抜いちゃダメだからね!
抜いたら最初からやり直さなきゃいけないし
返事は?」
「………」
恐怖で怯えている秋奈は声が出なかった。
すると……
「返事しなかったから罰として針10本一気刺しの刑~♪」