"いじめごっこ"
それから秋奈は針を刺され続けた……
腕から顔、足にまで……
「残り……
700本」
「……ぅ…う゛…」
秋奈は声もまともに出せなくなっていた。
顔、腕、足にいくつもの血の固まり……
秋奈の顔はもう人間ではなくなっていた。
とても醜い顔。
「ねぇ、あたしは秋奈の何が一番嫌いだったか分かる?」
分かるはずもなく首をただただ横に振る。
「あたしが一番嫌いなのはね……
秋奈の顔……
あたしの彼氏秋奈が好きなんだって……
理由はね、可愛いから…
あたしがその顔不細工にしてあげる」
――ブス…グチャ……
秋奈はもう死ぬ寸前だった。
「まだやられたい?
それとも……
死ぬ?」
「し……ぬ、シニタイ…」
「分かった」
あたしは美咲と向き合う形になった…。
「キャハハハ……
醜い顔ね。
このブサイク女!!!」
その声と共に秋奈は突き落とされた………