-君に愛してると言いたい-
「美穂、おまえ、一人か?」

美穂、は少し俯いて、すぐに顔をあげて笑った。

「ここ、いつも4人で来てたでしょ。花火、よく見えるからって。だからさ、」

マチは自分が聞いてはいけない話のような気がして、ユウタの陰に隠れた。

幸い、ユウタの身長は180近くある。

「だからさ、今年も、悠太来ると思ったんだ。」

美穂、が息を吸う気配がした。

「もう4人では会えないかもしれないけど!これからも、あたしたち、友達でしょ?!避けないで…お願い…」

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