蜜愛

私という

蜘蛛の巣に

彼はかかった。


――罠


そう捉えるならそれでも、いい。


だけど。


私にとっては『生きる』ため。


彼の自由や命、愛情、カラダと交換で



子孫を
繁栄して
あげるのだから。



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