蜜愛
2
終わらない。
終わる気がしないから、終わらない。
それなのに。
この孤独感はなんなの。
どこまで繋がれば、満足できるの。
自分の浅ましさに、いやらしさに、そしてそれでも何度でもこうしてもらえるという傲慢さに、呆れた。
チラッと時計を見た彼を許さない。
私は絶対に見ないんだから。
まだまだ、まだまだ時間はあるよ?
私は、それをキチンと伝えなくてはと焦る。
焦るから、じらす。
彼のしてほしいようになんて、してあげない。
途端にワガママで意地悪に早変わりだ。
もうすぐ力尽きそうな彼を突然押し飛ばして。
私が、上になる。