蜜愛
まあ、こういう計画をしないと、なかなか海なんて行かないかぁなんて
俺は簡単に考えて、準備した。
テントは、珠子がこのあたりにしましょうと言った場所に張った。
そして隣に。
一時間ほどしてあの家族が、きた。
珠子はソワソワとずっと落ち着かず、海にも入ろうとしないで、
いつまでもちんたらと、テントの周りや中を整理していた。
俺はセイタをつれて海に入る。
波があると泳ぐのは難しいみたいだが、ビーチボールを海の中で飛ばしては、二人でボールを追った。