蜜愛
――もう、外は冷たく吹き荒び。

部屋の窓は結露して水滴がたくさんついては、涙のように雫が伝っていた。



長かった。

いや、短かったかもしれないな。



セイタくん。

オレと同じ名前の“息子”に会ってから、

半年が過ぎていた。

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