蜜愛
『おい、タマコ。今日ちょっと出られるか?』
彼の、ほぼ命令にも近い約束にあたしはいつも服従した。
ーー服従。
気持ちいいの。
彼に抵抗する姿なんてむしろ見られたくない。
彼が、
『少しくらい、嫌がってもいいんだぜ?』
ってニヤニヤしながら私を裸でベランダに立たせる時。
あたしの全身の毛をなでたこの風が
呼吸とともに彼の肺に永遠住みつけばいいのにって
バカみたいな事を考えては太ももにヌルい雫を感じた。
彼の、ほぼ命令にも近い約束にあたしはいつも服従した。
ーー服従。
気持ちいいの。
彼に抵抗する姿なんてむしろ見られたくない。
彼が、
『少しくらい、嫌がってもいいんだぜ?』
ってニヤニヤしながら私を裸でベランダに立たせる時。
あたしの全身の毛をなでたこの風が
呼吸とともに彼の肺に永遠住みつけばいいのにって
バカみたいな事を考えては太ももにヌルい雫を感じた。