COLORS【緑】c:lover
「よっ!お帰り!!先生に叱られたのか?」
「バーカ。あんたとは違うのよ」
「それより世海って、学級委員長なんだって?人は見かけによらないってこのことなんだなぁ」
いっいきなり呼び捨て!?……重ね重ね失礼だっつーの。
まぁ……今更驚きやしないけどね。
「こんなヤツのために自分が犠牲ならなきゃいけないなんて」
「ん?何か言ったか?」
「別に……」
私の気も知らない癖に。
その暢気さがまた一段と腹立たしくもなる。
「これからよろしくな!俺のことは『蒼波』でいいから」
──ドキ……ン。
「えっ……うん」
彼の笑顔と差し出された右手。こいつ……嫌なヤツって思っていたけど。
こんな表情もできるんじゃない。
動揺している自分がそこには居て──、
ゆっくりと差し延べた手に彼の掌が触れていた。
「バーカ。あんたとは違うのよ」
「それより世海って、学級委員長なんだって?人は見かけによらないってこのことなんだなぁ」
いっいきなり呼び捨て!?……重ね重ね失礼だっつーの。
まぁ……今更驚きやしないけどね。
「こんなヤツのために自分が犠牲ならなきゃいけないなんて」
「ん?何か言ったか?」
「別に……」
私の気も知らない癖に。
その暢気さがまた一段と腹立たしくもなる。
「これからよろしくな!俺のことは『蒼波』でいいから」
──ドキ……ン。
「えっ……うん」
彼の笑顔と差し出された右手。こいつ……嫌なヤツって思っていたけど。
こんな表情もできるんじゃない。
動揺している自分がそこには居て──、
ゆっくりと差し延べた手に彼の掌が触れていた。