COLORS【緑】c:lover
声をかけてきたのは青果店の実(みのる)おじさんだった。
おじさんとウチのお父さんは兄弟だったりするのだ。因みにお父さんが弟。
おじさんは商店街の草野球チームのリーダーをやってて、私もたまに借り出されるんだよね。人数足りない時に──。
「いや~タイミングいいとこで会ったよ!実は世海ちゃんに頼みがあってさ」
「まさか……またアレ?」
「そうそう!人数足りなくてさぁ~今度の日曜日だから!よろしく!」
「日曜日かぁ~おじさん、ごめん!その日、部活の大事な試合があって協力できないや」
「えぇ~困ったなぁ……どうしてもあと一人なんだよね」
「ウチのお父さんは?」
「もうメンバーに入ってる」
「そっか……」
「誰か居ないかなぁ~世海ちゃんくらいのレベルでいいからさぁ」
どういう意味かな?
「……あ、」
あいつ……蒼波なら。
肩壊してるって言っても軽くウォーミングアップ程度なら大丈夫だよね……多分。
「誰か居るのかい?」
「おじさん!私に任せておいて!すごい助っ人連れて行くから!」
おじさんとウチのお父さんは兄弟だったりするのだ。因みにお父さんが弟。
おじさんは商店街の草野球チームのリーダーをやってて、私もたまに借り出されるんだよね。人数足りない時に──。
「いや~タイミングいいとこで会ったよ!実は世海ちゃんに頼みがあってさ」
「まさか……またアレ?」
「そうそう!人数足りなくてさぁ~今度の日曜日だから!よろしく!」
「日曜日かぁ~おじさん、ごめん!その日、部活の大事な試合があって協力できないや」
「えぇ~困ったなぁ……どうしてもあと一人なんだよね」
「ウチのお父さんは?」
「もうメンバーに入ってる」
「そっか……」
「誰か居ないかなぁ~世海ちゃんくらいのレベルでいいからさぁ」
どういう意味かな?
「……あ、」
あいつ……蒼波なら。
肩壊してるって言っても軽くウォーミングアップ程度なら大丈夫だよね……多分。
「誰か居るのかい?」
「おじさん!私に任せておいて!すごい助っ人連れて行くから!」