キスに恋して…3
「じゃ、俺と付き合おう!」


「はい」


この時の私は少し背伸びをした大人の恋に憧れていた


季節はクリスマス前


「さすがに冬の海は寒いね」


「そうですね」


私達は手を繋いだままくっついて歩いていたが、寒さには負ける


「車に戻ろうか」


「はい」


車に乗って海を見ることにした私達


「あ、これ」


松田さんは、紙に包まれた小さなモノを差し出した







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