キスに恋して…3
先生の住んでいるマンションに着いた


「先生、着きましたよ」


私は助手席に座る先生に声をかけた


「ああ…サンキュー…」


ゆっくりと目を開けるだけ


「動けないんですか?」


先生のじれったい動きを見ていられなくて、私は運転席から降りて助手席のドアを開けた


「部屋、どこですか?」


私は再び肩を貸し、エレベーターに向かった


こうしている間にも、浩ちゃんは待ち合わせ場所に向かってるんだから…


私の頭の中は浩ちゃんしかいなかった






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