キスに恋して…3
私は静かなスペースを探して、再び浩ちゃんに電話をかけた


「もしもし、楓?」


すぐに電話に出てくれた


「浩ちゃん…ドコにいるの?」


会いたくて会いたくて…


涙が出そうだった


「俺?今、まだデパートにいるよ?」


「ドコ?」


「ドコ?魚屋の裏口…」


「今から行く…」


「ちょっ…」


浩ちゃんが話していたのに電話を切って、私はデパートの裏に回り、裏口のドアに立つ浩ちゃんを見つけた





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