キスに恋して…3
家に帰り、絵本を開く


買った時には気付かなかったが、好きだと言う言葉がたくさんあった


俺は楓が好きだったんだよな


直哉と付き合ってからも、気になって仕方なかった


屋上でのキス


まさかあんな風になるとは思わなかった


今では思い出だけどな


絵本を本棚に立て掛けた


楓は絵本、まだ持ってくれているだろうか


しばらく楓との思い出の中で過ごした俺は、気持ちを切り替え、求人雑誌を見た


女と遊んだ分、しばらくは女はもういいとさえ思うようになっていた


求人雑誌をパラパラと捲りながら横になり、いつの間にか深い眠りに落ちていった





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