キスに恋して…3
気にせずベンチまで歩こう


だって、あれが良平だって確信はないんだから…


私はゆっくり一歩を踏み出した


前を見てるフリをしながら横目で桜の木の下を見る


誰かわからない人と目が合った


先に気付いて声を出したのは男の方だった


「楓か?」


声でわかる


「良平?」


「お前、変わってねえな〜(笑)」


今、私は夢を見てるの?






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