星の都〜番外編〜
そんなラリアに少し動揺する俺。


レスが言うには、ラリアは笑うと可愛いとか…。


まぁ、大陸で1、2を争うくらいの美人ならそうなんだろうな。


「アルタの手、温かいね。」

「はいはい。そうですか。」


そんな感じで俺たちは目的のところを目指して歩いた。


もう夜中の12時を回っている頃。


さっさと終わらせて寝たい。


たださえ最近満足に寝てないっていうのに…。



「ねぇ、アルタ。」

「ん?」

「何か変だよね?」

「変って?」


相変わらず顔色の悪いラリア。


…そういえば変って言えば変なことが…。


「先に行ったみんなと擦れ違わないよ?この廊下の他に続いている廊下なんてないのに…。」
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