星の都〜番外編〜
「うん?何なの?」


ある星が強い光を放ち、その光の塊が、こっちに向かってくるような…。


こっちに確実に向かってきてるの!


逃げた方がいいの?


だけどその光の塊はゆっくりとハマルに近づいてきたの。


「あなたがハマルですね。」


いきなり光の塊が話し出したの!!


「う、うん。そうなの。」

「そうですか。良かった。」


そう言うとその光の塊は姿を変えたの。


その姿はハマルよりひと回り大きい羊で、きらきらと黄金の光を放っていたの。


「あなた誰なの?」

「私は神に仕える12星座の一つ、牡羊座。」

「星座?」


星座が目の前にいるなんて、有り得ないことだけど、この魔力に包まれている大陸なら何が起こっても不思議じゃないの。


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