星の都〜番外編〜
現にこんなハマルだって雷の魔法が使えるんだから…。


「あなたに頼みたいことがあるのです。」

「頼み…なの?」


牡羊座は青い瞳でハマルを見つめてきたの。


澄んだその色に少し見とれてしまったのー。


「ラリア姫を守ってほしいのです。」

「えっ?ラリア!?」


いきなりラリアの名前が出てびっくりしたの。


「あなたは以前彼女に助けられたようですね。そしてあなたはいつかラリアに恩返しなどしたいと思っている…。そうでしょ?」

「な、何で分かるの?」


ずっと前からラリアには何か恩返ししたいと思っていたの。


だって命を助けてもらったんだから。


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