星の都〜番外編〜
仲間に見放され、人間には酷い扱いをされた。


誰も自分の味方になってくれなかったの。


力尽きて、倒れた時にはもう死ぬんだって思ったの。


そんな時、手をさしのべてくれたのはラリアだったの…。


ボロボロなハマルを迷いなく助けて、傷が治った時はラリアは自分のことみたいに喜んでくれたの。


その時のラリアの笑顔、今でもはっきり覚えてるの。


「ラリアを守るってどういうことなの?」


ラリアは誰かに狙われているのかな?


「それはですね…。」


牡羊座は千年前存在したの女神のこと、大陸の災害はその女神が影響していること、そして女神の生まれ変わりがラリアだと言うことなど、丁寧に教えてくれたの。


更に災害を止めるにはラリアの力が必要となって、その力を狙う者からラリアを守り、災害を止めるために力を貸してほしいと言ったの。


「もちろん。ハマルはラリアを守るの!」



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