美男美女ﾓﾉｶﾞﾀﾘ

美男と美女

――――７月



中等部の生活になれてきたころ――――




「きゃぁ――――ｯ！！美桜今日席替えだって――ｯ！！」



友達の舞。


『えぇ？別にあたしどーでもいいし。』



「あたし学級委員だから、ちょっと細工しといてあげるｯ！！」



はｯ……………？



『だからそういうのいいから！！』



ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝ………



「あｯ！！もうやるみたいねぇ！？楽しみ！！」



といって席につく舞。


あたしもつこうっと…



「席替えをしますのでーくじを引いて下さーい。」



指示されたようにひこうと思ったら…………



「ダァメ！！美桜はこれ♪♪」



舞が別の紙をあたしに渡して来た。



『え…？いいのこれ？』



「大ー丈夫ｯ！！ホラｯ、戻って！」



まぁ、いっか！！

どーせただの席替えだし！！また替えるよね？



「なお、今回の席替えはずっと１年その席で過ごしてもらいまーす！！」



えﾞ！？これも舞の仕業！？



変な人が隣になったらどうしよ………



「では、番号見て席移動してください！！」