world end
しばらく歩くとあからさまに怪しい洞窟があった。そして、その前には一人の男が立っていた。
「待っていたよ、フォルセス・ドリアード」
知らない顔だ。
私は警戒しつつ彼の前に立った。
彼は不敵に笑った。
「君なら来ると思ってた」
「サツキの部下かなにか?」
「サツキは同志だよ。私のね」
私は持っていた槍を横に振った。
彼は難なくそれを避けた。
「ふっ、君と争う気はない…今はね…」
そういうと、溶けるように空に消えた。
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