ケータイ
出血したのを確認しておじさんは満足気だった。

「ナナちゃん、また会いたいな。おじさんの彼女にならない?」

「…幾らくれる?」

おじさんは嬉しそうに
「…幾ら欲しい?」

「…最低でも20万」
「いいよ、ナナちゃんを独占したいから!今日はとりあえず…」

10万…。自分の初体験が安いのか、高いのかわからない。

「じゃ、週一度は会ってね」

おじさんは嬉しそうに言った。
< 15 / 93 >

この作品をシェア

pagetop