ケータイ
中学の時も親友なんてレナは思った事なかった。
友達、はたくさんいたような気がするけど、たまに遊んで、好きな男の子の話をして、ちょっとの秘密をお互い持つだけで必ず相手は親友なんて言い出した。レナは本音で話た事ない、中学も今も。家でさえも。
「冷めてる」
いつも陰で言われた。興味が持てない事ばかりで、レナはいつも退屈だった。
公務員の父、専業主婦の母、ゲームとパソコンばかりの兄。
「うちの子供は反抗期なんてなくって」
自慢気に近所の主婦達に話す母、家族で年に一度、父のボーナス後に旅行に行く事で仲良し家族と思っている両親。そしていい子供を演じてる私。
「レナもそろそろ彼氏ぐらい作らないと」
本当に彼氏なんて連れてきたらドギマギしそうな父の前でも
「レナはモテないからお父さん大丈夫だよ」笑ってかわす。
レナには彼氏はいない、けれど父や母が思っているほど言い出した子供じゃない。
演じてるのも大変だ。
友達、はたくさんいたような気がするけど、たまに遊んで、好きな男の子の話をして、ちょっとの秘密をお互い持つだけで必ず相手は親友なんて言い出した。レナは本音で話た事ない、中学も今も。家でさえも。
「冷めてる」
いつも陰で言われた。興味が持てない事ばかりで、レナはいつも退屈だった。
公務員の父、専業主婦の母、ゲームとパソコンばかりの兄。
「うちの子供は反抗期なんてなくって」
自慢気に近所の主婦達に話す母、家族で年に一度、父のボーナス後に旅行に行く事で仲良し家族と思っている両親。そしていい子供を演じてる私。
「レナもそろそろ彼氏ぐらい作らないと」
本当に彼氏なんて連れてきたらドギマギしそうな父の前でも
「レナはモテないからお父さん大丈夫だよ」笑ってかわす。
レナには彼氏はいない、けれど父や母が思っているほど言い出した子供じゃない。
演じてるのも大変だ。