ケータイ


「なんかさぁ、必死っていうかさ。他のとは違う雰囲気だったしね」

レイジのキャラメルマキアートはもう残り少なくて、氷をカラカラさせている。


重苦しい空気。

「キャラメルマキアート、買ってくるね」


レナは咄嗟に立ち上がった。

レイジがちょっと怖い、けれど彼は不思議とレナに対しては何か違う。


キャラメルマキアートを持っていったら、レイジに話そう。

今までの事。
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